アラキドン酸は乳幼児にとって必要不可欠な成分として知られています。
DHAと並び乳児の脳の発達、また神経細胞の新生に欠かせません。
母乳にはアラキドン酸が含まれていますが、今まで人工乳にDHAは配合されていましたが、アラキドン酸は配合されていませんでした。
しかし近年、DHA同様、乳幼児の脳に重要な成分という事が判明し、人工乳にも配合されるようになりました。
日本国内の人工乳にも配合されているものが出てきています。
乳幼児と並び、アラキドン酸が必要とされるのが高齢者です。
高齢になるとアラキドン酸の体内量が減少してしまうため、食事で補うのが難しくなります。
また、40代以降、肉類を食べるな、魚介を食べるようにと医師から指示を受けたということで、60代になってもずっと肉類をほとんど食べずにいる高齢者も多いです。
40代、お酒もたくさん飲むし、遅い時間に焼肉などを食べに行ったり、おつまみに油の多いものを食べるという年代とは違い、60代ともなればそうした生活はしなくなっていますので、逆に肉類に含まれるアラキドン酸の摂取が必要になるのです。
脳の情報伝達機能に関わるアラキドン酸の摂取量が少なくなってしまうと、記憶力低下、集中力の欠如などでてきますので、体内量の不足が考えられる場合、アラキドン酸のサプリメントを利用していく方がいいでしょう。
年齢を重ねてもずっと聡明で楽しく過ごすために足りないものは補っていきましょう。
