免疫向上力

アラキドン酸のサプリメント使用の注意点

アラキドン酸は脳細胞の情報伝達に深い関係があり、痴呆やアルツハイマーなどへの予防対策成分として、DHA、EPAと共に注目の成分です。
肉類や魚介、レバー、鶏卵などに多く含まれていることがわかっています。
こうした食品は常に私たち日本人が食材として利用していますので、大人で普通に食事をとっているという方については不足するという事は考えにくい成分です。

アラキドン酸は多価不飽和脂肪酸のω-6系の脂肪酸です。
摂取しすぎるとアレルギー症状や通常の逆の働きになってしまうという事も言われています。
そのため、必要量を摂取する事、またDHAやEPAなどの同じ多価不飽和脂肪酸でもω-3系の脂肪酸と共に摂取すると相乗効果が期待できます。

普段、食事制限などもなく通常の食事をしている人以外、例えば食が細い、極端な食事制限によるダイエットをしている、菜食主義であるなどの方は、アラキドン酸が不足していることが考えられますので、サプリメントを利用し、体内量を一定に保つ必要があります。
また、50代以降は、アラキドン酸の体内量が減少していき、特に60代以降は極端に減少していくため、記憶力や免疫力の低下を補うためにもサプリメントが有効です。
注意点としては、過剰摂取にならないように普段の食事でどの程度のアラキドン酸が摂取できているかを把握するという事、足りている場合は補うのではなく、ω-3系の食品類とバランスよく摂取していくことを心がけていくといいでしょう。