免疫向上力

脳だけではなく全体で働いているアラキドン酸

アラキドン酸は細胞膜のリン脂質として存在していますが、体の中でも特に脳に多く存在していることがわかっています。
脳に多く含まれることがわかっていますが、その他、体の至るところで活躍してくれている物質です。
アラキドン酸というとやはり、脳の活性化や情報伝達をスムーズにするという働きが一般的に広く知られていますが、このほかにも体全体にその働きが利用されています。

例えば生体調整ホルモンの一種として働いています。
整体調整ホルモンというのは、私たちが生きていくために重要な生体機能を調整するというホルモンで、このホルモンによって免疫機能の調整などが行われています。
アラキドン酸カスケードの中でホスフォリパーゼによって細胞膜から切り出され、シクロオキシゲナーゼという酵素によってプロスタグランジンという物質が産生されます。
このプロスタグランジンこそ、免疫機能調整ホルモンです。

プロスタグランジンを産生するためにアラキドン酸が材料となり、その過程でコレステロールを利用するため、コレステロール値を下げる効果もありますし、コレステロールが決系内に少なくなることで血流が良くなり、血管への負担が軽減されるため、高血圧を予防する効果もあります
アラキドン酸からプロスタグランジンが産生され、プロスタグランジンが正常に機能することで、体内の様々なところで有用な効果を発揮するのです。